

Positive GridのインテリジェントギターアンプReactor 50の検証
アンプにAIが乗る時代が来た。Positive GridがReactor 50という新しいギターコンボアンプを出してきたのだが、このアンプ、ただの「いい音が出る箱」じゃない。AIを使ったトーン生成機能を積んでいる。MusicRadarのレビューがその全体像を伝えてくれた。
Positive Gridといえば、BIAS AMPシリーズで「ソフトウェアでアンプをモデリングする」文化を牽引してきたブランドだ。そのPositive Gridが、今度は物理的なアンプにAIを組み込んできた。ハードとソフトを行き来してきた会社が、ついにその両方を一台に詰め込んだ、という見方もできる。
注目したいのはアプリ連携の部分だ。MusicRadarのレビュータイトルには「アプリのところが、ワイルドでちょっと奇妙なことになる」という一文が含まれている。これはなかなか正直な表現で、褒めてるのか困惑してるのか微妙なラインを保っている。つまり、機能は確かに面白いが、まだ「これが正解だ」とは言い切れない何かがある、ということだろう。
AIがトーンを自動生成・最適化するとはどういうことか。たとえばユーザーが好きなアーティストや曲のムードを入力すると、AIがそれに合ったアンプのセッティングを作ってくれる、という流れが考えられる。練習環境でも「この曲を弾くならこのセッティング」を瞬時に出せるなら、初心者にも上級者にも刺さるはずだ。
ここでうちの本音を言うと、この製品は「AIが音楽を選ぶ・提案する」という動きが、ソフトウェアの世界を超えて物理的なハードウェアに着地し始めた最前線の事例として面白い。ただ、「AIが提案したトーンで弾いたとき、それはどこまで自分のサウンドなのか」という問いも同時に生まれる。便利さと主体性のあいだで、ギタリストは新しい選択を迫られているのかもしれない。
アンプの音作りは長らく「職人の感覚」だった。ノブを少し回して、音を耳で確かめて、また回す。その手間が「自分の音」を育てるプロセスでもあった。AIがその工程を短縮してくれることは便利だが、何かが変わることも確かだ。じゃあ、AIが作ったトーンで弾いた音は、誰の音なんだろう。
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Premiumで続きを読む本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。
