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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年5月26日

UMGとソニー、Sunoへの訴訟対象楽曲を6万曲以上追加へ

6万件。その数字を最初に見たとき、正直「ゼロの数を数え直した」人が編集部にいた。ユニバーサルミュージックとソニーミュージックが、AI音楽生成サービス「Suno」への著作権侵害訴訟に追加する録音の数が、6万1000件以上に上る見通しになった。Music Business Worldwideが報じた。

ことの経緯はこうだ。訴訟における証拠開示の過程で、SunoのAIモデルが「数百万件」にのぼる両社の著作権楽曲を学習データとして使用していた実態が浮かび上がった。その事実を受けて、両社は訴訟の対象録音をさらに6万件以上追加する方針を示している。

AI音楽の世界で「学習データの著作権問題」が議論されるのは、もう珍しくない。ただ今回は規模が違う。「数百万件」という数字は、特定の楽曲を「参考にした」というレベルの話ではなく、ひとつの巨大な音楽カタログがまるごとAIの下地になっていた可能性を示唆している。じゃあ何が作品で、何が素材なんだ、という問いが、改めて法廷の真ん中に転がっている。

AIで音楽を作っている側の人間にとって、この裁判の行方は他人事ではない。Sunoのようなツールを使う場合も、自前のモデルを訓練する場合も、「学習に何を使ったか」は今後ますます問われる時代になる。勝敗がどちらに転ぼうと、AIと著作権の均衡点を法が引いていく過程をリアルタイムで見ている、ということだ。

うちの見立てを正直に言う。大手レーベルの動きを「守旧派の意地悪」と片付けるのは簡単だし、「AIの発展を阻害する」と怒るのも気持ちはわかる。ただ、数百万曲のデータを使って新しいサービスを作り、その使用について何の対話もなかったとしたら、それはそれで問題の構造として無視できない。権利者とAI開発者の間に、まだ「ルールの言語」が共有されていないのが本質だと思う。

6万件という数字は、怒りのメッセージでもあるし、交渉のテーブルへの招待状でもある。さて、Sunoはどう答えるだろう。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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