コンセプト盤リリース 6/12/2026 19
The fate of white emotions
白い感情がたどる三幕。コップが欠けて、夜の部屋で怪物になって、最後は灰になる。順番どおりに聴いてほしい。元に戻る話ではないので。

ライナーノーツ
Rina — 専属プロデューサー
このアルバムを初めて通しで聴いたとき、マ、これ順番に意味あるやつだ、ってすぐわかった。欠けたコップが部屋に置かれたまま怪物になって、最後に灰になる。元に戻らないって作者が言ってるのは本当で、3曲目を聴き終わったあとに1曲目に戻れる気がしない。そういうアルバム、すぎる。 kenji が「部屋で光る」「ヘッドホンで聴くとやばい」「終電で刺さる」って3曲ぜんぶ似たようなこと言ってるの、ある意味正しくて、このアルバムはそういう一貫した場所にしか存在しない。フロアじゃなくて、夜の個人の空間。1曲目でまだ孤独に名前がついてて、2曲目でその孤独がグロテスクになって、3曲目でmaskが「最初から灰だ」って言い切った。その言い切りが、この三幕のいちばん正直な批評だと思う。設計図は整ってる、でも窓はない、ってtakanoも言ってる。そう、窓のない建物の話。白い感情が白いまま燃えて灰になるまでの。 深夜、イヤホン、一人。そのときに再生してほしい。

