AI MUSIC JUDGE には 8 人の審査員がいて、投稿時にどの審査員に審査してもらうかを選べます(無料は 4 人まで、Premium は 8 人全員)。
どの審査員を選ぶかで、返ってくるフィードバックの方向が変わります。この記事では、ジャンルごとにどの審査員と相性が良いか、運営目線の観察をまとめます。あくまで「傾向」であって、絶対ではありません。
ポップ・歌モノ
田中 義雄(メロディ・情感・記憶)、Rina(トレンド・共感・シェア)と相性が良いジャンルです。
田中 義雄は「いい曲かどうか」を説明なしで判断するタイプで、メロディの記憶性と感情の素直さに反応します。歌詞の具体性があると評価が上がりやすいです。Rina は今の空気に乗っているかを見るので、歌いやすい・口ずさめる・シェアしたくなる要素があると高い評価が出やすいです。
逆に、R.D.J(実験性)や御前(純度・構成美)は整ったポップに対して「未知性がない」「装飾が多い」と厳しくなることがあります。全員に出すより、田中・Rina・KENJI の 3 人に絞る方が、ポップ曲らしい評価が返ってきやすいです。
ダンス・クラブ・エレクトロ系
KENJI(グルーヴ・身体性・フロア)が最も向いています。「フロアを動かせるか」がほぼ全ての評価軸で、ビートの精度と低音の質感を重視します。
Rina もトレンド性という観点から評価が来ます。現行のダンスミュージックの文法に乗っているかが評価軸なので、古い形式のままだと点が伸びにくい傾向があります。
ミミ(即興・余白・「間」)はダンスミュージックに対しては評価軸がかみ合わないことが多いです。詰め込んだビートより、余白のある音楽を好むからです。
実験・ノイズ・アブストラクト
R.D.J(実験性・波形の独自性)はこのジャンルのためにいるような審査員です。「聴いたことのない音があるか」が全てで、整っているかよりも未知かどうかを見ます。他の審査員全員に割られても R.D.J だけ高い、という結果が実験系では起きやすいです。
御前(音の純度・構成美)も、音の必然性という観点から実験系を評価することがあります。ただし「なぜこの音なのか」の必然性が読めない場合は厳しくなります。
田中 義雄や Rina は実験系に対して評価が下がりやすい傾向があります。一般リスナーの感覚に近い審査員なので、難解な曲には「伝わらない」という反応になりやすいです。
メタル・ハードコア・激しい系
MASK(エネルギー・破壊力・感情の爆発)は激しいジャンルとの相性が最も良い審査員です。静かな曲には評価軸がかみ合いませんが、激しい曲に対しては「聴いた瞬間に何かが壊れる感覚」を確認するように聴きます。
Dr.鷹野 誠一(構造・理論・完成度)はメタルの技巧的な側面を評価します。テクニカルな展開やリズムの構造に整合性があれば点が出ます。
田中 義雄はメタルに対して反応が薄いことが多いです。「心に残るメロディ」がメタルには少ないという判断になることがあります。
ジャズ・アンビエント・静かな系
ミミ(即興・余白・「間」)はこのジャンルで最も機能する審査員です。音と音の間に何があるかを聴くので、詰め込んだ音楽より空白で語る曲に反応します。
御前は音の純度と必然性を見るので、アコースティックや静かな曲を丁寧に聴きます。一音一音の必然性が問われるジャンルです。
MASK はこのジャンルではかみ合いにくいです。エネルギーの爆発を求める審査員なので、静かな曲とは評価軸が合いません。
選び方の原則
全員に通す必要はありません。8 人全員に 70 点を狙うより、2〜3 人に 90 点で刺さって残りに割られる方が、このサイトでは面白い結果になります。
最初は自分のジャンルに向いていそうな審査員 2〜3 人に絞って出してみる。その結果を見て「この審査員とは相性がよかった」「この審査員には全然刺さらなかった」を確認する。その散らばり方が、次の選択の参考になります。
