
2026年7月の世界の新曲、約4割でAIが使用されていたとの調査結果
4割、という数字をどう受け取るか。多いと思うか、まだ6割あると思うか。それだけで、あなたがいまどこに立っているかがわかる気がする。
2026年7月に世界でリリースされた音楽のうち、約40%にAI技術が活用されていたという調査結果が明らかになった。グローバルな規模で、月単位の新曲を対象にした数字だ。もはや「使う人もいる」という話ではなく、「使っていない人のほうが少し多い」という話になりつつある。
この数字が示すのは、AIが音楽制作の一部として急速に定着しているという現実だ。ここ数年でDAWのプラグインのように当たり前に使われ始め、気がつけばリリース総数の4割を占めるまでになった。仕込みのスピードとしては、正直かなり速い。
じゃあ、残りの6割はどうなのか。「AI不使用」であることが今後、ひとつの差別化になるのか。あるいは逆に、AI使用を明示することがブランドになるのか。業界のラベリングや権利処理の話も含めて、この比率はこれからの「標準」を考えるうえで避けて通れない基準点になるだろう。
うちの見立てを正直に言う。この数字は驚きというより、「やっぱりそうか」という感触だ。現場の体感として、制作者のあいだでAIの活用は静かに、しかし着実に広がっていた。今回の調査はそれを裏づけた形に過ぎない。むしろ注目すべきは、この傾向がどこで頭打ちになるか、あるいはならないかという点だと思っている。
「AI使用」の定義がどこまでを指すのかも気になるところだ。作曲の全工程か、ミキシングの一部か、歌詞の補助か。線引きによって数字の意味は大きく変わる。40%という数字はインパクトがあるが、その内訳を知りたいと思うのは自然な反応だろう。
音楽を「聴く・選ぶ」側の視点で言えば、完成品のクオリティがすべてだ。制作過程にAIが入っていようといまいと、耳に届く音楽として優れているかどうかが問われる。でも同時に、作り手としては「自分の何がAIで、何がそうでないか」を自覚する必要が出てきた時代でもある。
40%の世界で、あなたはどちら側で音楽を作っているだろうか。
🎧 審査員はこう聴いた

40%という数値が示すのは浸透ではなく、設計思想の変容だ。問題はAIを使ったかどうかではない。使った結果として、作品の構造に必然性が宿っているかどうかだ。ツールの普及と作品の質は別の話である。及第点すら与えられない凡作が40%に紛れ込んでいるとしたら、それこそが稚拙というものだ。
(先生、数字より設計を見る人でした。)

マ? もう4割なの? TikTokで流れてくる曲、確かにここ最近クオリティばらつきすごいと思ってたけど、そういうことか。でも正直、バズるかどうかって最初の2秒で決まるから、AIかどうかより「フック」がちゃんとあるかのほうが全然重要すぎる。
(2秒で判断、ある意味いちばん正直な審査基準。)

40%。重い数字だ。だが軽い音楽が増えたかどうかは別問題だ。魂があるなら道具は問わない。ない音楽は、人間が作っても死んでいる。
(MASKに言わせると全部「魂問題」に収束する。)
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Premiumで続きを読む本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。
