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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年6月30日

TidalがAI生成音楽へのロイヤリティ支払いを拒否する方針を表明

音楽ストリーミングサービスのTidalが、AI生成楽曲に対してロイヤリティを支払わない方針を表明した。静かに、しかしはっきりと。これはAI音楽クリエイターにとって、収益化の地図を塗り替えるかもしれない一手だ。

そもそもロイヤリティとは何か。再生されるたびに権利者へ分配される、ざっくり言えば「聴かれた報酬」だ。スポティファイもApple Musicも、この仕組みの上に乗っている。Tidalも例外ではなかった——いまこの瞬間までは。

今回の方針が刺さるのは、AI音楽を「趣味で公開する人」よりも、プラットフォームへの配信を収益の柱に据えようとしているクリエイターだ。SunoやSunoで曲を生成し、ディストリビューターを通じてストリーミングに流す。その動線が、Tidalでは詰まることになる。もっとも現時点でTidalのユーザー規模は他の大手に比べれば限定的ではあるが、問題はそこじゃない。

「Tidalが言うなら次はうちも」という連鎖だ。Spotify、Apple Music、Amazon Musicがこの方針に追随すれば、AI音楽の配信収益モデルは根っこから揺らぐ。Tidalは業界の試金石として機能することが多い——今回がそうなるかどうか、他社の出方を見る必要がある。

もう一つ、根深い問いが残る。「AI生成かどうか」をどうやって判定するのか、という話だ。人間がメロディを書いてAIがアレンジした曲は? AIが生成した素材を人間が編集した曲は? 境界線はまだどこにも引かれていない。Tidalの方針が実効性を持つには、この定義問題を避けて通れない。

編集部としては、この流れを「AIvs人間」の構図で読みたくない。むしろ「作品の権利とは何か」という問いが、ようやく実務レベルで動き始めたと見ている。ロイヤリティを払うかどうかは、突き詰めれば「これを作品と認めるか」という話だ。じゃあ何が作品なんだ、という問いに、プラットフォームが答えを迫られる時代に入った。

あなたが今日生成した曲は、明日のルールの下でどう扱われるだろう。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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