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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年6月29日

バックストリート・ボーイズがAI音声保護を商標出願

バックストリート・ボーイズが、自分たちの声をAIの複製から守るため、米国特許商標庁に商標出願を行った。テイラー・スウィフト、ライオネル・リッチーに続く動きで、アーティストが自分の「声」を法的財産として定義しようとする流れが、いよいよ本格化してきた。

考えてみれば当然の話だ。歌声というのはこれまで、楽曲の一部として著作権で守られてきた。でも「声そのもの」は別の話で、法的にどう扱うかがずっとあいまいなままだった。AIが声を学習・再現できるようになった今、その曖昧さが一気に問題になってきた。じゃあ誰かがバックストリート・ボーイズっぽい声のAIモデルを作って楽曲に使ったとして、それは何かを侵害しているのか。現行法のままでは答えが出ない。だからアーティスト側は「声」に商標というラベルを貼ることで、自衛の手がかりを作ろうとしている。

AI音楽を作る側から見ると、この動きは他人事じゃない。学習データの話、クローン音声の話、声を似せた楽曲の話、すべてがこの文脈とつながっている。商標が認められれば、「誰かの声に似たAI音声を商業利用する」行為に対して、新しい法的リスクが生まれる。現時点では出願段階であり、認められるかどうかはこれからの話だが、方向性は明確だ。

うちとしては、この流れを歓迎したい。AIで音楽を作ることと、実在するアーティストの声を無断で模倣することは、まったく別の話だ。前者はクリエイティブな行為であり、後者は誰かのアイデンティティをかすめ取る行為に近い。両者が混同されたまま議論が進むと、AI音楽全体に不当なレッテルが貼られかねない。

それより気になるのは、「声の商標」がどこまで広がるかだ。有名アーティストが声を法的に囲い込む一方で、無名のクリエイターや新人アーティストには同じ手段を持つリソースがない。保護の恩恵が、力のある人間にしか届かない未来になっていないか。音楽業界の「声の権利」争いは、始まったばかりだ。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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