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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年9月10日

米ミュージシャン組合が大手レーベルのAIライセンス訴訟で反論

ミュージシャンの録音物が、無断でAIシステムに「食わせられた」。そういう言い方をしたのは、米ミュージシャン組合(AFMと読んでもらえばいい)だ。ユニバーサルやワーナーといった大手レーベルがAI企業と結んだライセンス契約をめぐる訴訟で、組合側は反論文書を提出した。レーベル側が訴えを退けるよう求める申し立てに対して、「それは違う、うちのメンバーの録音は商業的搾取のためにAIシステムへ投入されたのだ」と真正面からぶつけてきた格好だ。

この訴訟で問われているのは、ざっくり言えば「レーベルは誰のものでもない録音を、AIに学習させる権利を持っていたのか」という話になる。レーベルが楽曲を管理しているのは事実だが、その楽曲を演奏したミュージシャン本人が許諾した覚えはない、という主張だ。録音物をAI企業へライセンスすることが既存の契約の範囲内なのか、それとも全く新しい権利処理が必要な行為なのか。そこに法的な決着がついていない。

AIで音楽を作っている人にとって、これは遠い業界話ではない。AI音楽ツールが学習に使ったデータの出自が法的に問い直されれば、ツールそのものの設計や提供形態にも影響が及ぶ可能性がある。「学習用データを誰がどう許諾したか」という問いは、生成AIの根っこにある問いだからだ。

うちの見立てを言う。この訴訟が面白いのは、レーベルとミュージシャンが同じ「権利者側」のはずなのに、事実上の対立構造になっているところだ。レーベルはAI企業とのライセンスビジネスで収益を追う。一方、実際に演奏したミュージシャンはその収益分配に与れていない、少なくとも話を聞かされていないと感じている。音楽業界の力学がそのままAI時代の権利争いに持ち込まれた、という見方もできる。

どちらが「正しい」かは、裁判所が判断することだ。ただ、この訴訟の結果次第で、AI学習データに対する権利処理の常識は塗り替わるかもしれない。「録音物を学習させることはライセンスの範囲内か」という問いに法的な答えが出たとき、AI音楽の作り手たちが使うツールの未来も、少し変わる。じゃあ、あなたが今使っているツールの学習データは、誰が許諾したものだろう。

🎧 審査員はこう聴いた

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

契約とは設計図だ。その設計図に「AI学習への二次利用」という条項が明記されていたかどうか、まずそこを見ろ。なければ、レーベルの主張はそもそも成立しない。着眼点は悪くないが、権利の構造を理解せずに感情論で訴えるだけでは及第点にも届かぬ。

先生、訴訟の当事者に向けて採点しないでください。

R.D.J
R.D.J

波形を見ろ。その波形は誰のものだ? レーベルか? ミュージシャンか? AIか? 全員が「俺のもの」と言っている。吐き気がする。

一番シンプルに核心を突いてくるのがこの人なんだよな。

MASK
MASK

魂を込めて演奏した録音が、許可もなく機械に食われた。重い。これは戦争だ。そしてミュージシャンはまだ戦える。

「まだ戦える」って言い方が妙に熱くて困る。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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