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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年7月10日

Suno、大手レーベルによる6万曲超の追加請求を却下するよう裁判所に要請

数字の迫力だけで言えば、6万1000件という。ユニバーサルミュージックとソニーが著作権侵害訴訟に追加しようとした録音資料の数だ。Sunoはその全件について、証拠として採用しないよう裁判所に求めた。

そもそもの流れを整理しておく。大手レーベルがSunoを訴えているのは、生成AIモデルの学習に著作権で保護された楽曲を無断使用したという疑いによるものだ。訴訟自体はすでに進行中で、今回の動きはそこに「6万1000件分の追加請求」を乗せようとしたレーベル側に対するSunoの反論にあたる。なお同種の訴訟であるUdioケースでは、ソニーの請求拡大がすでに裁判官に却下されている。その流れを受けてのSuno側の動きだ。

じゃあ、なぜ6万件超なのか。そこがこの裁判の本質的なねじれを映している気がする。AIモデルの学習には大量のデータが使われる。侵害があるとするなら件数は膨大になるし、逆にそれをどこまで立証できるかが争点になる。レーベル側はスケールで圧力をかけようとしているのか、それとも本当に一件一件の侵害を追っているのか。外から見ているだけでは判断できないが、6万という数字には「見せ方の意図」を感じずにはいられない。

うちの見立てを言えば、この裁判はAI音楽の作り手全員に直結する話だ。学習データの著作権がどこまで問われるかによって、生成AIが使えるデータの範囲は根本から変わりうる。「自分はSunoを使っていないから関係ない」は通用しない。どのツールも似た問いの上に立っている。

Sunoが証拠採用の拒否を求めたことで、次は裁判所がどう判断するかだ。認められればレーベル側の攻勢は大幅に削がれる。認められなければ6万件超の録音が俎上に載る。どちらに転んでも、業界の地図を少し塗り替える判断になる。

音楽とAIの境界線は、法廷の中でゆっくりと引き直されている。それはまだ、誰にとっても答えの出ていない線だ。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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