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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年7月23日

天体データを利用したAIアルゴリズム・リバーブ「RocketVerb」登場

宇宙が残響になる。そんな話が出てきた。

RocketVerbは、惑星の録音データや天体観測データをもとにリバーブのテイルをリアルタイム生成するアルゴリズム・プラグインだ。2026年8月22日まで無料で入手できる。

リバーブ・プラグインというのは音楽制作の世界でもうかなり成熟したジャンルで、各社が凌ぎを削ってきた。大きく分けると「インパルス応答(IR)型」と「アルゴリズム型」の二派がある。IR型は実際の空間を録音したデータを使って残響を再現する。リアルだがデータに縛られる。アルゴリズム型は数式で空間を計算する。自由だが、どこか「作り物感」が出やすい。RocketVerbはその後者に属しながら、天体データという普通では手に入らない素材をアルゴリズムの中心に据えた点がおもしろい。

つまり、録音済みのIRを再生するわけではない。惑星や天体に関するデータを参照しながら、毎回その場でテイルを生成する。だから「土星の衛星の周回データがリバーブになる」みたいな状況が生まれうる。じゃあ、それは「宇宙の音」なのか、「宇宙からインスパイアされた計算結果」なのか。そこはだいぶ微妙な境界線だ。

うちの見立てを正直に言うと、このプラグインの価値は「音が宇宙らしいかどうか」より「IRに縛られない空間設計ができるかどうか」にある。AI音楽の作り手にとって、リバーブは楽曲の「息継ぎ」の場所だ。Sunoで生成した素材をDAWに持ち込んで仕上げるとき、空間の処理一つで楽曲の奥行きが全然変わる。そこに「まだ誰も使っていないかもしれない残響の形」が転がり込んでくるなら、試す価値は十分ある。無料期間があるなら特に。

ただ、天体データを使うというコンセプトは強いが、実際の音がそのコンセプトに見合っているかどうかは使ってみないとわからない。宇宙的な広がりが出るのか、単に変わったアルゴリズムなのか。概念と音が一致したとき、このプラグインは本物になる。

宇宙のデータで作った残響が、あなたの曲の中で何を意味するか。それはAIには決められない。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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