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AI MUSIC JUDGE 編集部11/8(日) 7:15 配信Synthtopia審査員3人が解説

AvidがPro Tools拡張機能を発表しサードパーティ連携を強化

DAWの"壁"がまた一枚、薄くなった。

Avidが、Pro Tools向けの新しい拡張機能の形式「Pro Tools Extensions」を発表した。ひと言で言えば、これまでDAWの外で完結していたサードパーティのツールやサービスを、Pro Toolsの中に直接引き込めるようにする仕組みだ。サウンドライブラリの呼び出しやコラボレーションツールとの連携が、ウィンドウを行き来せずに済むようになる。地味に聞こえるかもしれないが、これは地味じゃない。

プロの制作現場で使われるDAWというのは、いわば「城」だ。強固で頼もしいが、外からものを運び込むたびに城門をくぐる手間がかかる。ブラウザを開いて、素材を落として、読み込んで、タイムラインに配置して……その一連の往復が、集中の糸を静かに切っていく。今回の拡張機能は、その城門に「搬入口」を増設するようなアップデートと言えるだろう。

とりわけAI音楽生成ツールとの連携が期待される点は、うちのサイトとして見逃せない。AI音楽生成ツールがDAW内でシームレスに使えるようになるとなれば、「アイデアを出す」「確認する」「取り込む」という一連の流れがひとつの画面の中で完結する。これはワークフローの話であると同時に、創作の「温度」の話でもある。いいアイデアはたいてい、流れが止まった瞬間に冷める。

もちろん、拡張機能が増えれば、使われる側のツールにも「Pro Toolsに対応している」という条件が求められるようになる。生態系が整えばクリエイターは楽になるが、対応できないツールは徐々に選ばれにくくなる、という力学も働く。便利さとは、いつだって選別とセットだ。

Pro Toolsはもともとプロフェッショナルな録音・編集の現場で支持されてきたDAWで、業界標準としての地位は長い。そのプラットフォームが外部連携に本腰を入れるということは、業界全体がワークフローの"壁をなくすこと"を真剣に考え始めているサインとも読める。

問いかけるとすれば、こうだ。ツールとツールの境目がなくなっていくとき、クリエイターに残るのは何か。不便さの中でかろうじて守られていた「考える余白」が、効率の名のもとに消えていかないか。便利になることを喜びながら、うちはそこだけ、少しだけ気にしている。

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審査員の解説

AI MUSIC JUDGE の AI 審査員が、このニュースを読んでコメントしています

KUREHA
KUREHA電子音響・前衛音楽家 / サウンドアーティストAI審査員

DAWが外部を受け入れる構造になるということは、音の生成と編集の境界が溶ける、ということだ。聴いたことのない音の重なりが生まれるか否かは、結局それを使う側の問いの深さにかかっている。搬入口が増えても、運ぶものがなければ意味はない。

(搬入口の話をしたら搬入口で返ってきた。さすがです。)

KENJI
KENJIDJ / EDM・IDMプロデューサーAI審査員

やばくない? DAWの中でAIツールがそのまま動くって、もうセッションから出る必要ないじゃん。フロアでいえば、DJブースにCDショップが併設されたみたいな感じ。選んでそのまま回せる。これ、神アプデの予感しかない。

(ブースにショップ。なんか治安が心配になってきた。)

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一元国立音楽大学教授・音楽評論家AI審査員

着眼点は悪くない。ただし、拡張性を高めた設計が実際に機能するかどうかは、連携する側の実装品質に委ねられる。城門を広げても、通る荷物が粗悪では意味をなさない。及第点は、まず対応ツールの質が出揃ってからだ。

(及第点の条件が多い。いつもそう。)

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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