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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年5月19日

音楽業界幹部がAI導入を巡り学生からブーイングを受ける

卒業式のスピーチでブーイングが起きる。そんな場面、なかなか想像しにくい。でもそれが起きた。米国のある大学の卒業式で、登壇した音楽業界の幹部がAI活用について語り始めると、会場の学生たちから激しいブーイングが飛んだというのだ。

その幹部が放ったとされる言葉が「You can hear me now or pay me later」。今聞いておかないと、あとで痛い目を見るぞ、という意味合いのフレーズだ。脅しとも取れる、忠告とも取れる、なかなか挑発的な一言である。

ブーイングした学生たちの気持ちは、正直わかる。音楽を愛して、それを仕事にしようとして、何年もかけて学んできた。そのゴールの手前で「AI使えよ」と言われれば、そりゃ腹も立つ。感情として自然だ。

ただ、業界の幹部がわざわざ卒業式でこの話をしたということは、それだけ本気だということでもある。式典の場でブーイングを受けることを想定しながら言い切るのは、逃げの姿勢じゃない。少なくともそこは認めておきたい。

うちが気になるのは、この対立の構図そのものだ。業界側は「AIを使いこなせる人材が生き残る」という実利の話をしている。学生側は「自分たちの表現が侵食される」という価値観の話をしている。この二つはそもそも会話になっていない。噛み合わない二つの言語が、卒業式という祝祭の場で正面衝突した。それがあのブーイングの正体だと思う。

AI音楽ツールが急速に広がる中で、「使う側」と「守る側」の溝は深まるばかりだ。業界幹部の言葉が届かなかったのは、メッセージが間違っていたからじゃないかもしれない。届け方と、聴く準備と、その両方がまだ整っていないのかもしれない。

じゃあ何が音楽の「本物」で、誰がそれを守るのか。その答えを卒業生たちはこれから自分で出していくしかない。ブーイングはその出発点だったとも言える。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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