
ワーナーミュージック中国が仮想アーティスト企業と提携
メジャーレーベルが「存在しないアーティスト」と契約する時代が、静かに、しかし確実にやってきた。
ワーナーミュージック中国がDream Makerという企業と戦略的提携を結んだ。Dream Makerは複数の仮想アーティストを抱える会社で、AIや技術を活用してそのキャラクターたちを動かしている。要するに、レーベルが売り出すのは「人間ではないかもしれないアーティスト」だ。
じゃあ何がアーティストなんだ、という話は一旦置いておこう。
今回の提携が示しているのは、仮想アーティストがもはや「面白い実験」の段階を超えてきたということだ。ワーナーミュージックという看板を持つ側が、バーチャルIPと本気で組む。これはビジネスの嗅覚で動く判断であって、技術への憧れとか未来への投資とか、そういうふわっとした話ではない。
中国市場という点も見逃せない。バーチャルアイドルやデジタルキャラクターへの親和性が高く、ファンが「実在しない」存在に熱狂するカルチャーが根付いている土壌だ。その市場で、仮想アーティストのマネジメントとレーベル機能が合体する。タレントのスキャンダルも体調不良もない、ある意味で「管理しやすい」アーティストが生まれる、とも言える。
うちが気になるのは、この動きが音楽制作者にとって何を意味するかだ。仮想アーティストが前に出れば、その楽曲を誰が作るのかという問いが必ず浮かぶ。Dream Makerが抱えるアーティストたちの音楽がどう生まれているのか、素材の範囲では詳細はわからない。でも、AI音楽ツールで楽曲を仕上げている作り手たちにとって、「仮想アーティストのトラックメイカー」という役割が現実の仕事として浮かび上がってくる未来は、そう遠くないはずだ。
ビジネスとしての仮想アーティストが本格化すると、その裏側を支える音楽制作のエコシステムも変わる。メジャーの契約書に「アーティスト名:人間かどうか不明」と書かれる日を笑えなくなってきた。
あなたが今作っているトラックは、仮想アーティストのデビュー曲になる可能性があるかもしれない。そう考えると、少し景色が変わって見えないだろうか。
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Premiumで続きを読む本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。
