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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年6月25日

Reactional MusicがEICから250万ユーロを調達、ゲーム内音楽のAI活用を加速

ゲームをしながら音楽が「自分に合わせて動く」という体験、想像したことはあるだろうか。敵が出てきたら緊張感が増して、クリアしたら爽快なフレーズに切り替わる、あの感覚だ。それをリアルタイムで、しかも権利関係をきちんと守りながら実現しようとしているのがReactional Musicというプラットフォームで、このほど欧州イノベーション会議(EIC)から250万ユーロの資金調達に成功した。

Reactional Musicが作っているのは、ゲーム内音楽の「マネタイゼーション・レイヤー」と呼ばれる仕組みだ。プレイヤーの行動に連動して楽曲がリアルタイムで変化するだけでなく、ゲーム開発者が著作権の処理をしながらその音楽を扱えるようにするインフラでもある。「ゲームに音楽を乗せる」という話ではなく、「音楽をゲームのエンジンの一部にする」という発想で、そこがポイントだ。

AIで音楽を作る人間にとって、これは他人事じゃない。インタラクティブな楽曲制作、つまりプレイヤーの動きや文脈に応じて分岐・変化できる音楽というのは、AIが最も得意とする領域のひとつだ。固定の2分30秒をどう仕上げるか、という話から、「状況に応じて形を変え続ける音楽体験を設計する」という話へ、制作の主戦場が少しずつ移りつつある。Reactional Musicはそのフロンティアに乗り込もうとしている。

ただ、ここで一つ立ち止まって考えたいことがある。音楽がプレイヤーの行動に完全に追従するとき、いったい誰が「作品」を作ったと言えるのか。開発者か、AI技術か、それともプレイヤー自身か。権利処理の仕組みを整えることと、「誰の音楽か」という問いに答えることは、まったく別の話だ。250万ユーロのグラントはインフラを育てるが、その上に乗る音楽の意味をどう定義するかは、まだ誰も正解を持っていない。

ゲーム音楽という領域は、コンポーザーとプログラマーが長年手を組んできた場所でもある。そこにAIが加わることで、何が変わって何が変わらないのか。うちとしては、Reactional Musicが資金を得て何を作り上げるかよりも、それを使って音楽を仕込んだ人が何を感じるかの方に興味がある。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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