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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年7月20日

インドネシアの著作権法改正案、AIによる模倣を禁止へ

インドネシアで、AIによるアーティストの「模倣」を法律で禁じようという動きが出てきた。著作権法の改正案として浮上したこの話、内容は大きく二本立てだ。ひとつはAIがアーティストのスタイルや声、表現を真似ることの禁止。もうひとつはAIの学習データとして使うコンテンツについて、事前にライセンスを取得することの義務化。これに対してGoogleが反対姿勢を示している、というのが今回のニュースの骨格だ。

じゃあ、何が「模倣」にあたるのか。ここが正直、いちばん難しいところだ。あるアーティストの声質に似たボーカルを生成したら模倣か。ある作曲家の和声の癖を学習した上でメロディを作ったら模倣か。スタイルという概念は、著作権の世界でも長らく「保護できないもの」として扱われてきた。インドネシアの改正案がその線引きをどう定義するのか、現時点では詳細が公開されていない。ただ、「禁止する」という意志表示そのものが、すでに世界に向けたメッセージになっている。

AI生成音楽を作る側の立場から考えると、この動きは他人事ではない。学習データのライセンス義務化が実際に法制化されれば、生成AIのモデルそのものの成り立ちが問われることになる。どのデータで、誰の許諾を得て、どう学習させたか。そこまで問われる時代が来るかもしれない、という話だ。

Googleが反対に回っているのも、それを象徴している。巨大プラットフォームにとって、「学習データのライセンス取得義務化」は事業の根幹に関わる。インドネシアだけの話ではなく、同様の議論が世界各地で同時多発的に起きている。

うちの見立てとしては、この改正案には「クリエイター保護」と「技術規制」という二つの性格が混在していて、音楽業界側としては前者を、テック企業側は後者を強調してそれぞれ語る構図になりそうだと思っている。どちらが「正しい」という単純な話ではない。ただ、AIで音楽を作る人間が見ておくべき法的な潮流として、インドネシアの動きはひとつの指標になりうる。

「AIが模倣することを禁じる」——その言葉の重さを、どこまで私たちは引き受けられているだろうか。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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