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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年5月19日

インドの音楽レーベルがAI生成楽曲のロイヤリティ支払いに反対

インドの音楽レーベル、サレガマが動いた。AI生成の低品質な楽曲に対してロイヤリティを払うな、とストリーミングサービス各社に直接要請したのだ。

サレガマはインド最大級の音楽会社で、その発言力は業界内でも軽くない。今回の要請はSpotifyやApple Musicといった配信プラットフォーム(DSP)に向けたもので、要は「AI量産スロップに収益を分けるな」という話だ。「スロップ」というのが業界内での呼び方で、要するに数を打ちゃ当たる式に大量生成された、中身のない楽曲のことを指す。

なぜ今これが問題になっているか。ストリーミングの収益は再生回数に応じて分配されるモデルが主流だ。AIで大量に楽曲を生成してプラットフォームに流し込めば、再生数をかさ上げして収益プールを食い荒らすことができる。本物のアーティストへの分配が薄くなる、という構図だ。これはすでに世界中で議論になっていて、サレガマはそこへ正面から石を投げた格好になる。

じゃあ「AI生成かどうか」をどう判定するのか、という話がすぐに出てくる。そこが今回の要請の一番難しいところで、サレガマは反対の意思を示したが、具体的な線引きの方法はまだ見えていない。AIをアシストに使った人間の作品はどう扱うのか。完全AI生成でも聴き手に刺さる楽曲はどうなるのか。「質が低い」を誰がどう判断するのか。問いはいくつも重なる。

編集部として正直に言えば、この動きの方向性自体は理解できる。量産型の楽曲がプールを圧迫している実態は、AI音楽に関わる人間なら誰もが薄々感じているはずで、それに対して大きなプレイヤーが声を上げたこと自体に意味はある。ただ、「ロイヤリティ不払い」という解決策は、乱暴さも否めない。制度として機能させるためには、判定基準と執行の仕組みが不可欠だ。要請だけでは止まらない。

AI音楽を作る側にいる人間にとって、これは他人事ではない。今後、各プラットフォームがこの動きに追随するかどうかで、収益化の風景は大きく変わりうる。量よりも何かを持っている楽曲、という基準がいよいよ問われてくる時代に入ってきたのかもしれない。

あなたが作っている曲は、「スロップ」と呼ばれない何かを持っているか。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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