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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年5月20日

Saregama社CEO、AI生成音楽の価値をゼロと見なすようDSPに提言

インドの大手音楽レーベル、Saregamaのトップが、世界のストリーミングプラットフォームに向けてかなり踏み込んだ提言をした。AI生成楽曲の価値は「ゼロ」にすべき、というやつだ。

Saregamaといえば、インド最古のレコード会社のひとつとして知られ、その発言は業界内で無視しにくい重さを持つ。そのCEOが音楽ビジネスの国際メディア「Music Business Worldwide」で語ったのは、ロイヤリティ配分の話だ。DSP、つまりSpotifyやApple Musicのようなデジタルストリーミングサービスが、AI生成楽曲に対して収益の分配を行う現状に、はっきりNoを突きつけた形になる。

その根拠として挙げられたのが、「AI音楽は視聴者の関心を引けていない」という点だ。再生数を稼げているように見えても、それが本当の意味でのエンゲージメントなのか、という問いかけとも読める。数字と熱量は別物だ、という立場だろう。

この提言が刺さるのは、AI音楽を作っている側にとっても他人事ではないからだ。プラットフォームがAI楽曲の価値評価を変えれば、収益の入口そのものが変わる。頑張って作ったトラックがロイヤリティ計算の土台に乗らなくなる未来も、あり得ない話ではなくなってきた。

もちろん、「ゼロ」という言葉は強烈だし、実際にそうなるかどうかは別の話だ。ただ、こういう声が大手レーベルのCEO口から出てきたという事実は重い。DSP各社がどう反応するか、今後の動きを見ていく必要がある。

うちの見立てとしては、この提言を「AI叩き」と片付けてしまうのはもったいないと思っている。むしろ問われているのは「AIが作った音楽は、誰にとっての価値があるのか」という根本的な問いだ。再生されること自体は価値なのか。誰かの心に残ること、踊らせること、泣かせること、それがないと価値はゼロなのか。

AIで曲を作る楽しさや可能性を否定する気はまったくない。ただ、「作れる」と「価値がある」の間には、まだ埋まっていない何かがあるのかもしれない。そこに本気で向き合う人が増えたとき、はじめてこの議論は次のフェーズに進む気がする。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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