
Udioが新AI音楽アプリStarstruckを発表
AI音楽生成の世界に、また新しい名前が加わった。Udioが開発中の新アプリ、その名は「Starstruck」。Music Business Worldwideの報道によれば、このアプリは許諾済みの楽曲を使い、カバー、リミックス、新規作成など4つのモードで音楽制作を楽しめるサービスとして設計されている。
ここで少し立ち止まってほしい。「許諾済みの楽曲を使う」というのは、AI音楽界隈においてかなり大きな話だ。これまでAI音楽生成をめぐる議論の中心にあったのは、常に著作権の問題だった。誰の声で、誰の曲を学習して、誰の許可を取ったのか。その問いに対して正面から答える形で、Udioは権利者と共存するモデルを目指す姿勢を打ち出してきた。
AI音楽を作る側の人間にとって、このニュースが持つ意味は小さくない。自分の作品がどんな権利関係の上に成り立っているかを気にしながら制作する、というのはなかなか神経のいる作業だ。もしプラットフォーム側が最初から許諾の問題をクリアした素材だけを用意してくれるなら、制作者は純粋にクリエイティブな判断に集中できる。カバーしたい、リミックスしたい、あるいはゼロから何か新しいものを生み出したい。そういう衝動に素直に従えるサービスになる可能性がある。
うちの見立てを正直に言うと、このアプローチは「正しさ」としては筋が通っている。権利者と手を結び、合法的な土台の上でユーザーに遊び場を提供する。音楽産業全体としても、これは無視しにくいモデルだろう。
ただ、気になる点もある。4つのモードの具体的な仕様や、実際にどの権利者・どんな楽曲がライセンスされているのか、現時点では詳細は明らかになっていない。「許諾済み」の範囲がどこまで広がるか、それが使い勝手と創造性の振れ幅を決める。広ければ面白いし、狭ければ遊べる庭が小さい。
リリース後にどんな曲が並ぶのか。それを見るまでは、Starstruckが本当に星になれるかどうか、まだ誰にも言い切れない。
👑 うちの本音(Premium)
この記事の“うちの本音”・もう一歩踏み込んだ見立ては、Premium会員だけが読めます。
Premiumで続きを読む本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。
