
Sunoで5500万件のメールアドレス流出が発生
Sunoでデータ侵害が発生した。流出したメールアドレスの件数は5500万件。この数字をまず正面から受け止めてほしい。
5500万という数は、日本の人口の半分に迫る規模だ。音楽生成AIのプラットフォームとして急成長してきたSunoだが、今回の件はそのユーザーベースの広さを、よりによって最悪の形で証明することになった。流出したのはメールアドレスという報告で、現時点では詳細なスペック情報や流出経路についての詳細は素材に含まれていない。ただ、メールアドレスが外に出るということは、フィッシング詐欺やパスワードリスト攻撃の標的になるリスクが生まれるということ。これは音楽制作の話ではなく、個人情報保護の話だ。
Sunoを使ってデモを作り、アカウントに音源を保存している人は少なくないはずだ。制作データそのものが漏れたかどうかは現時点で不明だが、アカウントへの不正アクセスが起きれば、積み上げてきた作業環境ごと壊される可能性がある。道具が使えなくなることは、クリエイターにとって致命的だ。
うちの見立てを言う。今回の件で「AIサービスだから仕方ない」とか「大手でも起きるんだから」と流してしまうのは、ちょっと待ってほしい。どのサービスを使うにしても、同じメールアドレスとパスワードを使い回していれば、一点突破で複数のアカウントが芋づる式にやられる。AI音楽ツールを日常的に使うようになったということは、それだけデジタルの足跡が増えているということでもある。
今すぐできることは三つ。Sunoのパスワードを変える。他のサービスで同じパスワードを使っていれば、そちらも変える。二要素認証を有効にする。地味だし面倒だし、正直「またこの話か」と思う気持ちはわかる。でも今回の規模を見れば、もはや「やらない理由」を探すほうが難しい。
AIで音楽を作ることのハードルは下がり続けている。それと同じペースで、アカウントを守る意識も更新していく必要がある。あなたのメールアドレス、今どこにあるか、把握できているだろうか。
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