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AI MUSIC JUDGE 編集部2026年7月30日

IFPIがAI楽曲のチャート集計ルールを策定

チャートに載るとはどういうことか。その問いに、ついに国際機関が答えを出しはじめた。

国際レコード産業連盟、通称IFPIが、AI楽曲の公式チャートへの反映ルールを策定した。内容はレコード各社が提案したルールをそのままIFPI自身の公式チャートに採用するというもの。Music Allyが報じた。

これ、地味に見えてかなりでかい話だ。IFPIは世界の音楽産業を代表する連盟で、その公式チャートは各国の業界統計の基準にもなる。そこにAI生成コンテンツをどう扱うかのルールが入るということは、「AIが絡んだ楽曲の扱い」が産業レベルで正式に議論のテーブルに乗ったということでもある。

AIで音楽を作っている人、あるいは一部にAIを使っている人にとってはなおさら他人事ではない。たとえばSunoで生成したトラックをベースに人間がアレンジを加えた楽曲は、今後のルールのもとでどう扱われるのか。全編AI生成と、部分的にAIを活用した楽曲では線引きが変わるのか。そういった細部が、配信戦略やプロモーションの話に直結してくる。

今回の動きで着目したいのは、ルールの発案者がIFPIではなくレコード各社だという点だ。つまり業界の現場サイドが先に手を挙げて、連盟がそれを採用したという流れ。業界団体が主導するトップダウンではなく、実務をもつラベル側の提案が通った。これはひとつの健全なプロセスともいえるし、見方を変えれば、大手レーベルが自分たちに有利なルールを業界標準に滑り込ませた、ということにもなる。どちらに読むかで評価はだいぶ変わる。

AI音楽の普及で一番困るのは、実は「集計する側」だったのかもしれない。聴かれた回数が多くてもAI製かどうかで扱いを変えるなら、チャートは単なる再生数の羅列ではなく「何らかの基準をクリアした楽曲の序列」になる。じゃあその基準は誰が正しいと言えるのか、という問いはまだ宙に浮いたままだ。

ルールができることは悪くない。不透明なグレーゾーンよりは、明文化されたほうがクリエイター側も動きやすい。ただ、標準化の速度が速ければ速いほど、そのルールの中身が長く生き残ることになる。最初の一手が何を「正しい音楽」と定義するか、もう少し注目していたほうがいい。

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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