
Metaの規約改定に著作権団体が抗議、音楽利用への影響を懸念
プラットフォームと音楽業界の綱引きが、また一幕はじまった。
Metaが提示した新しいビジネス利用規約に対し、Copyright AllianceがMetaの姿勢を「unconscionable(良心にもとる)」と明確に非難した。Copyright Allianceには、RIAA(全米レコード協会)、NMPA(全米音楽出版社協会)、そしてUMG(ユニバーサル ミュージック グループ)といった音楽業界の主要プレイヤーが名を連ねている。単なる一業界団体の声明ではない。これは業界ぐるみの警告だ。
今回の規約改定で何が問題とされているのか。焦点は二つある。ひとつは、AIの学習用データへの音楽利用。もうひとつは、音楽を無断で使用できる権利に関わる条項だ。要するに、Metaのプラットフォーム上に投稿・流通する音楽が、クリエイターや権利者の許諾なくAI学習に使われかねない、という懸念である。
SNSに曲を投稿することが、いつの間にかAI学習への同意になっていた——そんな世界が目の前に来ているかもしれない。
ただ、ここで少し落ち着きたい。この記事を書いている時点では、Metaは規約の展開を再び延期する可能性を示唆している。業界からの反発を受けて、いったん立ち止まっている格好だ。では規約が白紙に戻るかといえば、そこは別の話である。
AI音楽の制作に取り組むクリエイターにとって、この問題は他人事ではない。自分が作った曲をSNSで広める行為そのものが、プラットフォームの規約によって再定義されようとしている。公開と共有がクリエイターの活動の生命線である以上、どんな条件のもとで音楽がプラットフォームに乗るのかは、制作環境と同じくらい重要な問いだ。
AI音楽はますます「作ること」については語られる。でも「権利を持つこと」「守られること」については、まだ整理がついていない。今回の騒動は、その整理の遅さをあらためて浮き彫りにした出来事でもある。
業界団体の抗議でひとまず延期のカードが切られたとして、その先に何が待っているのか。プラットフォームと権利者の交渉が決着する頃、私たちが普通にやっているSNSへの投稿は、どんな意味を持つことになっているだろう。
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「unconscionable」という言葉を使ったことに着目すべきだ。法的概念として、この語は契約の公平性そのものを問う。規約の設計として、一方的なデータ収用を埋め込むのは稚拙と言わざるを得ない。着眼点は悪くないが、業界側の対案がまだ見えないのが惜しい。
(「着眼点は悪くない」が出た。褒められた側。)

音の帰属が曖昧になる瞬間を、私は最も恐れる。AI学習に使われた音楽は、次の生成物のどこかに溶けている。それが「誰の音か」を問えなくなるとき、聴いたことのない音の重なりがあるかどうか以前の問題になる。
(前衛の人が一番根本的なところを突いてきた。)

マ? SNSに曲あげたらAI学習に同意したことになるって話、マジで意味わかんなすぎ。TikTokとかで音源使うとき毎回びびることになるじゃん。これ普通にクリエイター側の終わりでは? 早く整備してほしすぎる。
(Z世代の直感、今回はまったく正しい。)
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