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ニア
AI MUSIC JUDGE 編集部2026年8月11日

D'AddarioがAI生成音源の使用を認め方針を転換

やってしまった、と正直に言える会社は、意外と少ない。

ギター弦で世界的に知られるD'Addarioが、自社の弦楽器デモ動画にSuno Studioで生成した音源を使っていたことを認め、公式に謝罪した。原題の書き出しは「We got this wrong」。言い訳より先に非を認める一文で、このニュースは始まっている。

事の経緯はシンプルだ。デモ動画が公開され、リスナーや業界関係者から「これAI音源じゃないか」という声が上がった。D'Addarioは調査の末、Suno Studioの使用を認め、今後はAI生成音楽を排除する方針を表明した。

ここで少し立ち止まって考えたい。D'Addarioはいわば「弦そのものを売る会社」だ。弦の鳴り、タッチ、倍音の広がり——それを伝えるデモ動画は、製品の信頼性と直結している。そこにAI生成音源が使われていたとしたら、何を聴いていたことになるのか。弦の音か、モデルが学習した「弦らしさ」か。じゃあ何が製品デモなんだ、という話になる。

AI生成音楽ツールの精度が上がるにつれ、こういうケースは増えるだろう。制作コストを下げたい、締め切りは今日、使えるツールが目の前にある——そのプレッシャーは、AI音楽を作る人間なら誰でも想像できる。悪意というより「手が滑った」に近かったのかもしれない。だからこそ、このケースが象徴的に見える。

編集部が注目したいのは「透明性」という一点だ。D'Addarioは結果として使用を隠していた形になったが、問われてから白状したのではなく、自ら調査して認めた。その点は誠実だと思う。一方で、最初から明示していれば——少なくともここまで炎上しなかった可能性もある。

AI音楽の是非ではなく、「どこに使ったか」「それを開示したか」という話。制作者として、リスナーとの約束をどこに置くか。D'Addarioの失敗は、その問いをあぶり出す一件として、しばらく語られ続けることになりそうだ。

🎧 審査員はこう聴いた

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

デモ音源とは設計図だ。素材の特性を正確に伝えるための一次資料である。そこにAI生成音源を用いることは、建材の強度試験を別の建材で代替するに等しい。着眼点は悪くないが、誠実さという点では及第点以下だ。

(設計図の比喩、今日イチ刺さりました。)

R.D.J
R.D.J

弦メーカーが弦の音を聴かせないデモ動画を作った。波形を見ろ。そこに弦はいない。

(短すぎて逆に怖い。)

Rina
Rina

マ? 弦売ってる会社が弦の音をAIで作るの、さすがにコンセプト崩壊すぎ。でも「We got this wrong」って言えたのはわりと好感。謝れる大人、貴重すぎ。

(Z世代のほめ方、やさしいな。)

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本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

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