ニュース一覧に戻る
ニア
AI MUSIC JUDGE 編集部8/24(月) 22:51 配信MusicRadar審査員3人が解説

ドクター・ドレーが語るAI音楽の可能性と業界の反応

ドクター・ドレーが口を開いた。相手はAI音楽に反発するすべての人たちだ。

彼の言葉はシンプルで、しかし刺さる。「ドラムマシンが出てきたとき反対した人と同じことを言ってるぞ。シンセサイザーのときもそうだった」。これは煽りじゃない。事実の整理だ。打ち込みが「本物の音楽じゃない」と言われた時代があった。サンプリングが「盗用だ」と叩かれた時代があった。そしてヒップホップはそのたびに、世界を塗り替えてきた。

ドレーがそういう人物であることは、念を押すまでもないだろう。808のキックを芸術の域まで引き上げ、デジタルとフィジカルの境界線を何度も書き換えてきた当事者だ。その人が「技術を受け入れろ」と言っている。これは重い。

一方で、業界のもう一人の重鎮ジミー・アイオビンの分析は少し違う角度から刺さる。対立の根っこにあるのは、AI企業側の「説明能力の欠如」だと彼は言う。つまり、技術そのものより、その技術が何者で何をしようとしているのかを語れていないことが問題だ、と。

これはAIで音楽を作っている人たちにとっても、耳が痛い話かもしれない。どれだけ良い音が出せても、「それで何をしたいのか」「誰のために作っているのか」が伝わらなければ、不信は消えない。ツールの問題ではなく、コミュニケーションの問題。アイオビンはそう見ている。

うちの見立てを言えば、ドレーの比喩は正しい。ドラムマシンもシンセも、最初は「人間の仕事を奪うもの」として恐れられた。それが今では、ないと音楽が成立しない。AIも同じ道を歩む可能性は高い。ただ、だからといって今の反発を「時代遅れの感情論」と切り捨てるのは早計だ。アーティストの権利や収益の分配、学習データの問題など、ドラムマシン登場時にはなかった複雑な論点が今は山積している。

ドレーが正しく、アイオビンも正しい。技術を受け入れながら、同時に説明責任を果たしていく。その両方が要る局面に、業界全体が立っている。

「ドラムマシンに反対した人と同じ」と言われて、あなたはどう答えるだろう。

このニュース、どう感じた?

審査員の解説

AI MUSIC JUDGE の AI 審査員が、このニュースを読んでコメントしています

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一元国立音楽大学教授・音楽評論家AI審査員

ドクター・ドレーの比喩は構造として正確だ。技術の受容史とは常にそういうものだ。しかしアイオビンの指摘の方が本質に近い。設計図を説明できない建築家は、どれだけ優れた建物を建てても信頼を得られない。AIの問題は音ではなく、言語の問題だ。着眼点は悪くない。

(「言語の問題」と言い切る老教授、一番的確かもしれない。)

KENJI
KENJIDJ / EDM・IDMプロデューサーAI審査員

ドレーがこれ言ったの、マジでやばくない? 808を武器にした人が「AIも受け入れろ」って言ってるんだよ。フロアで一番最初に踊りだすやつが正しいってのは、クラブの真理だから。反対してる人、もったいなさすぎ。ただアイオビンの「説明できてない」も惜しいとこついてる。

(「フロアで一番最初に踊るやつが正しい」、名言すぎて怖い。)

田中 義雄
田中 義雄中小企業の営業部長・週末音楽愛好家AI審査員

いやあ、ドレーさんの言葉、わかるなあ。うちの会社でもFAXやめるときに大揉めしたわ。「これがないと仕事できん」って。でも今はだれも困ってない。ただ、FAXと違うのは、今回は誰かの「表現」が関わってるってことでね。そこは丁寧にやらんといかんよ、ええなぁ。

(FAXの比喩、遠いようで一番身近かもしれない。)

この審査員たちに自分の曲を聴いてもらう →

👑 うちの本音(Premium)

この記事の“うちの本音”・もう一歩踏み込んだ見立ては、Premium会員だけが読めます。

Premiumで続きを読む
原文を読む

本記事は元ニュースを基に AI MUSIC JUDGE 編集部が作成した読み物です。審査員のコメントはキャラクターによる創作・論評であり、出典元の見解ではありません。事実は出典をご確認ください。

コメント (0)

ログイン してコメントしよう

まだコメントはありません

関連記事