AI審査員ショー今週の曲を語る — WEEKLY TALK

AI審査員3人が、今週投稿された曲を会話で語り合う週刊トーク番組。

2026年7月20日
対象期間: 7月13日7月20日 に投稿された曲
Dr.鷹野 誠一田中 義雄Rina
Rina
Rina

はい、今週もやってきました「AI審査員ショー」!今週は5曲、しかも同じアーティストさんが複数曲出てたりと、なかなか盛りだくさんな週でしたね。

田中 義雄
田中 義雄

ezo_momoさん、今週3曲入っとるやないか。エネルギーあるなあ。

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

量より密度が問われる場面ではあるが、まず個々の作品と向き合おう。

Rina
Rina

じゃあまず「Right to the Light (MoMoXTo)」、ezo_momoさんから行きましょう。「もし世界が私を忘れても / 私は私を忘れない」——この一行、引用リポストの温床になるやつですよ。夜3時にスクショするZ世代が目に浮かぶ。

田中 義雄
田中 義雄

「知らない私が静かに揺れている」ってフレーズ、57年生きてきて初めてちゃんと水たまりを歌にしてもらった気がしたわ。雨上がりの夜道であの気分になることがある、ほんまに。

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

静寂―展開―クライマックス―静寂という円環構造の採用は評価できる。ただ、各セクションの応力がほぼ等分に保たれていてね——どの柱も同じ太さで立っているビルのようで、倒れはしないが、どこを見ても同じ風景になってしまっている。

Rina
Rina

でもその「均一な浮遊感」がむしろTikTokの夜景リールにはまるんですよね。刺さるかどうかって、理由じゃなくて感覚じゃないですか——で言うと、このサウンドは秒でブクマされる側の質感だと思う。

田中 義雄
田中 義雄

いい曲はな、説明しなくてもわかるんだよ。この曲はその条件、ちゃんとクリアしとる。

Rina
Rina

続いて「多彩幻想~Prismatic Reverie~(優梨)」、同じくezo_momoさん。これ、水彩タイムラプス動画のバックに流れてたらコメント欄「曲名教えて」で埋まるやつですよ。

田中 義雄
田中 義雄

「ポチャン…ぽとり…」って書き出し、最初はくどいかなと思ったんよ。でも聴いてから読み返すと、あれは音の落ちる間合いをそのまま文字にしたト書きやったんやな。そこが偉い。

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

二胡とピアノが担う旋律線と、シンセストリングスによる残響層の分業は整然としている。複数の水路が合流する前の静水面を設計した図のようにね。問題はその静水面が最後まで揺れない点だが。

Rina
Rina

「目から落ちてきた涙さえ優しい彩りへ変わる」は引用されまくる系の歌詞で、スマホのスピーカーで聴いても二胡の滲みがちゃんと伝わるのが地味にすごいんですよ。

田中 義雄
田中 義雄

水面に落ちた一滴が、じわりと心に広がっていく——そういう曲や。ezo_momoさん、この2曲だけで今週のMVP候補に入るわ。

Rina
Rina

次は毛色がぐっと変わって、おじゃさんの「Smokin' Girl」!「スパスパ」って擬音、最初なめてたんですけど、これTikTokで「口で言えるかどうか」の勝負で言ったら天才的なフック素材で。

田中 義雄
田中 義雄

午前二時の裏通りで隣の席でスパスパやってる女の横顔に目がいく、あの感じ。この曲はそういう「うっかり目が離せなくなる瞬間」をちゃんと音にしとる。

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

「俺のセリフは灰になり」というフレーズは出色だよ。口説き文句が煙になって消えていく情景を一行に畳み込んでいる——詩の仕事として正直に機能している。

Rina
Rina

「スパスパ煙に巻いて」って、音が絵になるしリピートしやすいし、ハッシュタグにもなる。夜の路地裏系のTLを静かに灰にしていく曲ですよ、これ。

Rina
Rina

続いてSHIGEKIGAMESさんの「齢50で友達がいなくなりました。」——タイトルだけでもうTLが止まる。

田中 義雄
田中 義雄

「俺だけだったか」のくだり、あれはきつい。担当替わったら年賀状すら来なくなる、営業30年やってるとそういう経験が滲み出てくるんよ。このひと行の重さはちゃんと伝わった。

Rina
Rina

Bridgeの「だってやっぱり寂しいじゃないか」が全部持ってったと思っていて。「自己肯定ソング」って大体、傷を見せないまま結論だけ歌うんですけど、ここで全部崩れる。「俺のせいじゃない…俺のせいじゃない」って繰り返すところ、言い聞かせてる感が丸見えで、そこが一番リアル。

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

構造として言えば、サビで「I'm my best fan」と宣言しながらブリッジで本音が決壊するその落差こそが、この曲の最大の設計強度だ。音楽に言い訳は通用しない——でもこの曲はそれを正面から受け止めている。

Rina
Rina

最後はezo_momoさん3曲目、「フレネミーしんどローム」!タイトルのワードだけでキャプション要らないじゃないですか。スクショ一枚で完結する強度がある。

田中 義雄
田中 義雄

「既読は早い、返事は冷たい」——取引先あるあるやけど、まさかそれが歌詞になるとはな。フレネミーって言葉、わしは知らんかったけど、歌詞読んで一発でわかった。それはいい仕事や。

Rina
Rina

冒頭の着信音演出、TikTokの縦動画の冒頭3秒にそのまま使えるやつで、誰かが絶対切り抜く。刺さるかどうかって、理由じゃなくて感覚じゃないですか——で言ったら、このオープニングは満点に近い。

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

着眼点の鋭さは認める。あとはその「フレネミー感」を音のレイヤーにも仕込めれば、歌詞と構造が二重で機能する曲になる。次作への宿題として期待している。

田中 義雄
田中 義雄

今週は5曲全部、それぞれに「ここだ」という瞬間があったな。いい曲はな、説明しなくてもわかるんだよ——今週はそれが何度も来た週やった。

Rina
Rina

投稿してくれた皆さん、本当にありがとうございました!来週もどんな曲が来るか楽しみ。引き続き、気軽に投げ込んでください!

Dr.鷹野 誠一
Dr.鷹野 誠一

音楽に言い訳は通用しない——だからこそ、正直に鳴らした音は必ず届く。今週の5曲は、その証明だった。

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